2012年4月9日月曜日

日本天皇・靖国神社・戦争責任

今週の論点は、天皇の存在の理由とは何か。

第二次世界大戦の後、ドイツはきちんと謝罪したが、同じような敗戦国の日本は謝罪しなかった上に、靖国神社参拝をまた続けていた。私の小さい頃、小泉首相は二度総理大臣の身分で靖国神社参拝を行った。それが原因で、中国国内で大規模な反日行動が始めた。毎日日本大使館の外でボイコット運動をした人は何千人以上もいた。暴力を含んだ行動もあった。例えば、日本産の自動車(トヨタ、ニッサンなど)を壊したり、日本ブランドのコンビニ(ローソンなど)がボイコットされたこともあった。中国国内の世論によると、日本の総理大臣が靖国神社参拝を行うのは侵略戦争を反省をせず、軍国主義を記念するためだった。天皇と国民の関係を理解できなかった私は、いつもそれが靖国神社参拝の理由だと思った。

しかし、東條英機の命と引き換えになった天皇の不起訴を読んだ後、私の意見が変わった。日本人が戦争責任を認めなかったその原因は天皇が戦争責任を認めなかったからだと思うようになった。今の天皇は政治と関係なくなったが、第二次世界大戦時代の天皇は戦争の会議に参加し、国民の戦争動員も主導した。つまり、戦前時代の人間は天皇のために必死に戦ったのではないだろうか。敗戦した後、天皇が人間宣言を発表したが、当時の国民はまだ天皇の命令を最高のものとして遵守した。日本人にとって、処刑された七人のA級戦犯は天皇を守るために犠牲になった英雄になったのではないだろうか。天皇は謝罪をせず、敗戦国としての日本も反省するわけがない。したがって、戦後日本人全体が戦争について反省するための必要条件は東條英機の処刑でなく、天皇の反省と謝罪だと思う。

3 件のコメント:

  1. 私はこのコラムを読む前、ずっと東条英機を山本五十六のことと混ぜてしまって、彼も戦場に行った司令官と同じぐらいの役割だと間違って考えていた。なので、東条英機が実際は総理大臣だったとしったら、なぜ彼の命を引き換えに天皇を不起訴にしたかは理解できません。アメリカは一方天皇の神格化を否定していて、一方皇族の刑事免責をしたのは私にとっては矛盾だと思います。

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  2. そうですね。私もフーさんが仰ったように戦後アメリカの曖昧な処分を理解することができません。確かに何か政治的な計算があったのでしょう。たぶん、天皇が人間宣言をしたとしても、国民には神様のような存在である天皇を処刑するのはアメリカにとって政治的に利益にならないことだったのかもしれません。日本国民からの反感が高まると、アメリカが日本へ影響力を与えるのが難しくなったのでよう。

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  3. このコメントはもう遅い何ですが、私は靖国神社について発表したから、ウェンさんの主張に対して二つの事が言いたいです。

    まず、「天皇が戦争責任を認めなかった」というのは、つまりウェンさんは天皇の処刑されたべきだという考え方ですか。処刑されたら、GHQは日本国民にひどい影響を与えるのではないでしょうか。処刑されたら、天皇は必ず犠牲者になって、またアジアの安全状況は危なくなかもしれませんよね。

    それから、天皇がA級戦犯の合祀に対して不快感を感じたからこそ靖国参拝を止めました。これは反省を表しているのではないでしょうか。実は、日本国民の世論はそのA級戦犯達は英雄だという事でなくて、本当に意見が分かれています。そして、最近の傾向は靖国神社に反対することです。

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