2012年5月6日日曜日

戦争の花

先週「中国人に助けられたおばあちゃんの手からうけつぐもの」を読みました。その石川さんというおばあちゃんは若い時中国人に助けられたので、日本に帰ってからどのような差別を受けても一生懸命日中友好を協力しました。

富山妙子の絵画展のポスター

その前、慰安婦問題を勉強した時も気づいたのは、日本の戦争に対する謝罪に貢献した人の中で、女性の力が強かったことでした。例えば、石田米子さんという女性は中国に行って第二次世界大戦に慰安婦だった被害者たちのところへ訪れ、一人の元慰安婦に数時間のインタビューを数回行いました。日時・場所などについては他の資料とつき合わせて確認しており、石田さんは証言の信頼性を確認しながら調査を行い、そして『黄土の村の性暴力』という論文に発表しました。もう一つの例は、富山たえこという女性の画家は日本の戦争責任についてたくさんの創作活動を行ったことです。


私はいつも戦争中で一番美しいのが女性だと思います。自分の子供たちを守るために意外な強さを見せるだけでなく、人生の選択の前に誰よりも柔らかい心を持っています。前ブログに書いた「歴史への態度」で中国の南京虐殺を描いた映画「ザ・フラワーズ・オブ・ウォー(The Flowers of War)」で、その女性たちが若い学生を助けるために犠牲になってしまったことは史実でした。昔の中国人はそれを「婦人の仁」と呼び、意気地がないということで、悪いことだと思ってしまいましたが、私はそう思いま線。戦争に対し反省をするのは怯弱ではなく、凄く勇気があることだと思います。もちろん自分の国家のために戦うことは当たり前のことでしたが、女性の努力は世界の平和に貢献しました。男性が主導した戦争は世界を壊してしまいましたが、戦時中と戦後の女性は自分の力で壊れてしまった被害者の心を治すように努力しました。その不可欠な努力は女性の美しさを表しているのではないでしょうか。

3 件のコメント:

  1. そうですね。数年前男性と女性の違いについての実験結果をみたことがありますが、男性に比べて女性は共感能力は非常に高いそうです。脳の発達自体が違うそうですね。女性は共感能力があるから、他の人の気持ちに敏感に対応することができるそうです。女性の犯罪率が低いのも、女性は被害者の気持ちを気にするからだという解釈もありました。ウェンさんの記事を読みながらこの実験のことを思い出しました。戦後被害者の心を治そうとする女性の努力もこの共感能力と関係があるかもね(笑)。

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  2. そうですね。戦争を通して、女性の優しさと強さをよく見えますよね。看護婦のフローレンス・ナイティンゲイルもマザー・テレサもそうですね。ですから、幼稚園の先生や看護婦などの同情心が大切な職業は女性の方が圧倒的に多いですね^^

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  3. 女性は男性より偉いと言われるもんね :P

    私も戦争の女性をとても尊敬しています。戦っている軍人たちは体力的な戦争を戦いますが、女性は精神的な戦争を戦うとも言えると思います。

    ウェンさん、軍に入って戦う女性はどう思いますか。

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