2013年1月12日土曜日

「お母さんのチキンスープ」 (for project)

次の話は、エリック・シューさんからの話です。

シューさんは元々台湾人でしたが、小さい時カナダに移民しました。小さい時いつもお母さんが作ってくれたチキンスープを飲みました。特に病気になった時、お母さんのチキンスープを飲んだ後すぐ治ったそうです。初めて海外へ移民してきた時、「白ご飯もなく、スープもない飯は飯ではない」と思いました。プリンストンで一人で病気になる時、アメリカのチキンスープを食べたこともあります。でも、お母さんの味と全然違うので、大変です。

中国のスープ文化は歴史が長いです。作り方は地域によって違うけれども、同じ様に時間がかかって、原料は複雑です。例えば、南の方のスープは材料の形は全て消えてしまい、でも、その材料の営養がすべてスープの中で残って、健康にとても良いです。アメリカで中華料理のレストランがたくさんありますけど、スープはあまり本当の中国スープではありません。

中国のスープはやはり日本のゆとり食文化と同じように、時間がかかって、愛情を入り込むものですね。


「大盛りラーメン」(for project)


三番目の話は、ケンさんからの話です。


My favorite Japanese Dish is Ramen with Oomori Noodles. I began eating it when I went to Japan for a global seminar. My classmates took me to a local Ramen shop where I ordered a standard bowl of noodles. The soup and its seasoning tasted magnificent and it came with pieces of beef and two boiled eggs, on the side was a plate of cold noodles which I dipped into the soup and eat. Enjoying myself, a tipsy Japanese salary-man named Kentaro suggested that I try Oomori. SO the next time I had Oomori!! I still remember the excitement/ horror when I received my order. The bowl of soup was the same, but next to it on a plate was a mountain of long and thick noodles. I wolfed it down, half afraid that my stomach would burst. I could not go to a raman soup without ordering oomori ever since.

ケンさんの一番好きな日本料理は大盛りラーメンです。日本であるグローバル・セミナーに行ったケンさんは知らない日本人のサラリーマンから大盛りラーメンのおすすめをもらいました。そして、もう一度ラーメン屋に行った時、ケンさんは大盛りラーメンを注文しました。山のようなラーメンを見た時驚いたけど、一度試してから大盛りラーメンが大好きになりました。

大盛りラーメンはどうしてこんなに魅力があるのですか。実は、魅力であるのが大盛りラーメンではなく、知らないサラリーマンカラのおすすめなのではないだろうかと思います。外国に行くとき、知らない外国人にすすめられ、そして外国の食べ物から楽しみを感じたら、その国との心理的な距離はすぐ近くなるのではないでしょうか。

食事の問題(お姉さんからのコメント)

ホストファミリーのお姉さんからのコメントです。「深夜食堂」のポストを読んだ後書いたものですけど、私のプロジェクトのために役に立つ意見もたくさんあります。

食というのは本当に大切なものですね。
食事には大きな力があると思います。
海外に行った時にその国の食べ物を食べるとその国の味からいろいろ伝わってくるものがあります。家庭料理ならなおさらですね。同じ胡椒や塩を使ってもその国の独特な匂いなども一緒に調理されそれが一つのスパイスになってるんじゃないかなと思います。そして最も大事なのは作ってくださる人の愛情ではないでしょうか。
おもしろい話があります。
幼稚園に子供達はお弁当を持って行きます。
その中にはコンビニで買ってきたサンドイッチやお弁当、デザートなど見た目にはとても華やかなものを持ってきていた園児がいました。
しかしその子はうれしそうな顔はせず、他の子達のお弁当を覗き込んでいました。
その子の親はきっと忙しさゆえに買ったもの与えていたんですね。ある日その子はおにぎりだけをもってきていました。しかしその顔は満面の笑みで溢れていたそうです。
どんなに小さな子供でも伝わっているんですね。見ているんですね。朝母親がキッチンに立って作ってくれることを。そのおにぎりには塩や具材以外に愛情も握られてることを。
私はおにぎりの大切さをとても感じます。現代の忙しさから作る事が難しい方もたくさんいると思います。おかずはできあいの物を使っていいと思います。ただ一つ、一つだけ握ったおにぎりをつけてあげてはどうでしょうか。と。
7つのコショクがあります。
個食
孤食
子食
粉食
固食
濃食
これらは、現代抱えている食の問題ですね。
少しでも多くの人が考えていけるといいなと思います。
話がそれてしまったかもしれませんがお弁当という日本の文化から食の大切さが伝わればいいなと思います。

2013年1月11日金曜日

「サーモンの刺身」 (for project)



二回目の話は、セルビアからのコラクさんのサーモンの刺身の話です。

Whenever I travel I try to eat all of the local foods as much as possible. On one hand, I am able to more fully experience the culture of the new place and connect to the country. On the other hand, I am able to share an adventure with my travel companions since we are trying new cuisine together for the first time. At times like this food truly brings everyone together!

"On Valentines day 2009, my girlfriend and I went to this fancy Japanese restaurant in NYC. It’s near NYU. Since sashimi is her favorite (if there is one food to give her, that's sashimi), we ordered salmon sashimi. I usually hated fish. I never ate them, but I ate it that time, because I felt like I needed to act like a man. I didn’t like it that much, but I grew to like it. Now I love eating salmon sashimi. More importantly, every time I see salmon sashimi I will think of her."

コラクさんは彼女と出会う前にお刺身を食べたことがありませんでした。三年前、バレンタインデーのために彼女と一緒にニューヨークに行って日本料理を食べました。彼女はサーモン刺身が大好きなのでサーモン刺身を注文しました。魚が嫌いだったけれどもコラクさんは彼女のために刺身を食べました。どんどん好きになってきました。サーモン刺身を見る時、彼女のことが心のなかで浮かぶようになりました。

愛があれば、嫌いな食べ物も好きになってしまうのではないでしょうか。

「ホットケーキ」(for project)


プロジェクトのために色々な食べ物の話を集めてきました。
今度の話は「ホットケーキ」です。

この夏、母が亡くなった。普段は夏に帰った時しか会えない母だったが、今年の夏、たまたま私が日本にいた時、母は倒れ、しばらく入院していたが、そのまま亡くなってしまった。母は入院している間、何も食べ物を食べられず、次第に弱って死んでいった。私も弟も母に最後においしい物を食べさせてあげられなかったことをとても残念に思った。

母は「ハイカラ」な食べ物が大好きな人で、私が子供の時、デパートに買い物に行ったら、その帰りに必ず喫茶店に寄って、ホットケーキを食べた。私にとって、母の思い出はその喫茶店のホットケーキだ。喫茶店のホットケーキと言っても、そんなにおしゃれな物ではない。ただのホットケーキだ。焼きたてのホットケーキにバターとシロップをかけて食べる。これがたまらなくおいしかった。

だから、私自身が母になってからも、娘によくホットケーキを作って食べさせてあげた。娘もそれが大好きだ。アメリカのパンケーキは日本の「ホットケーキ」とは違う。日本のはもっとやわらかくて甘い。自分で粉の調合をするのではなく、市販のホットケーキミックスを使う。

今は娘も大学の寮に住んでいるので、めったにホットケーキを作らなくなった。しかし、昨日ふと思いついて、一人でホットケーキを作ってみた。次々に母の思い出が頭に浮かんで、食べながら心が温かくなった。

犯罪者家族の問題 (for class)


秋学期の最後、「手紙」という映画を見ました。主人公は強盗殺人犯の弟、武島直貴です。獄中の兄から手紙が届きましたが、「強盗殺人犯の弟」という名のせいで進学、就職、恋愛など差別され、色々な問題が起こりました。この映画を見た後、どうして日本社会には犯罪者家族への差別はこんなに厳しいだろうかと思い始めました。

まず、アジア社会でまだ普遍的に存在している階級意識と集団意識の問題と関係があるのではないだろうかと思いました。階級意識と言う点から考えると、人々の稟質が彼らの家族と同じものだということで、「犯罪者の家族も犯罪者になる」という結論になります。集団意識という点から考えると、アジア社会は普遍的に人々のプライバシーを尊重せず、同じ集団(例えば、学校、コミュニティ、職場など)にいる人々の家族や職業や色々な状況を聞くのが普通です。同じ集団にいる場合、他人と同じことをしなければならないです。他にも、もし自分の家族の状況が普通と違うなら問題になります。例えば、小学校で親が離婚した子供はよく差別されています。親の離婚もそんなに差別を受けるので、家族が犯罪者だったらどうすればいいでしょうか。

そして、他人の考え方を変えられない場合、その人はどうすればいいのかと思いました。心理学で「ハイ・ムーバ」と「ロー・ムーバ」という概念があります。「ハイ・ムーバ」とは、住む場所や職業やよく変える人々です。それに対して、いつも同じ場所に住む人は「ロー・ムーバ」です。伝統的な日本社会は「ロー・ムーバ」の社会でしたが、今たくさんの人が東京で就職するので、「ハイ・ムーバ」の数も増えてきました。でも、「ハイ・ムーバ」にとって、自分の所属集団がいつも変わるので、積極的に新しい友人を作るのは自分の精神的な健康にとって一番大切です。この「ハイ・ムーバ」の心理は犯罪者家族にも応用できると思います。転職や転居が不可欠な場合で、積極的な心理があれば、幸せがきっと来るだろうと思います。