2012年2月26日日曜日

利益共有はもっと大切だ

第三週授業1:米中関係

習近平(中)とオバマ(右)


今週、吉原欽一さんの米中関係についての文章を読んだ。私は彼の分析と中華人民共和国の副主席習近平が最近アメリカに訪問したことについて意見を述べたい。確かに吉原さんが言ったように、オバマ政権は軍事面で中国への対策が協調から強硬に転換しているが、経済回復のために中国の市場に頼ってもいる。それとともに、アメリカの政府はまた中国への輸出に軍事転用可能な民生技術が多いことについて心配している。しかし、私はアメリカ政府が輸出管理制度の改革することによって、中国がアメリカの技術を獲得することを防止できると思わない。中国のレノボというパソコン会社をご存知だろうか?八年前、レノボはIBMのPC業務を購入しようとした。その時、アメリカの国会はそれに反対したが、反対は無効になった。当時、国会の恐れていたことは、IBMがPC業務でたくさんの技術を持っているので、もしその購入活動が成功したらIBMの技術は中国人のものになってしまうだろうということだ。しかし、アメリカは自由市場なので、IBMは自分の利益を考え、PC業務を中国人に売り渡した。2011年のレポートによると、レノボは世界で二番目に大きいPC業務を運営している(一番目はHP会社だ)。それはたくさんの例の中の一つの例にすぎない。中国の企業が経済の力を利用し、アメリカの技術を獲得するのは今からもっと頻繁に起こるだろうと思っている。従って、アメリカにとって、中国への輸出を禁止することより、中国との利益共有はもっと大切なのではないだろうか?習近平副主席がアメリカに訪問した時、代表団の中で企業家は五百人がいた。彼らは271億ドルの中米商業契約に署名した。これはアメリカの「輸出倍増計画」への大きな支援のではないだろうか?そのような経済的な契約のおかげで、米国と中国は今から「責任あるステークホルダー」、あるいは、利益・責任共有体になる方向に進むにちがいない。

2012年2月25日土曜日

歴史への態度

授業3:「親日派」と「漢奸」についての感想

「漢奸」と呼ばれる汪精衛(右)と東條英機(左)

今週は日本の侵略戦争についてのコラムを読んだ。私は「親日派」と「漢奸」についてのコラムに興味があった。「親日派」・「漢奸」とは、韓国・中国で日本の統治に積極的に協力した人物たちのことだ。中国で生まれた私は、小さい頃から「漢奸」が絶対悪い人だという教育を受けた。たくさんそれに関する映画がある上に、中学校の先生は魯迅の弟、有名な学者周作人という人を紹介する時も、「この人は文学の才能が高かったが、『漢奸』になってしまいました。それが原因で、今その人の文章は教科書に入れられません」とおしゃった。だから、私は韓国の初代大統領が「親日派」を保護したことを読んだ時、信じられなかった。韓国の友達によると、今でも彼らの子孫は地位が高い人物だそうだ。韓国人がそのような人に憎まないかと聞いたら、ある女優で、最近その祖父が親日派だと分かったために、彼女の上演がボイコットされたことを教えてくれた。教科書によると、韓国人は2004年に「反民族行為真相糾明特別法」を制定し、親日派の調査を開始したそうだ。でも、今、これを行うのが正しいかどうか私は疑問を持っている。多くの「親日派」の人はもう亡くなっているのではないのだろうか?彼らの子孫たちを罰するのは不公平なのではないだろうか?

去年の年末に、中国の张艺谋(チャン・イーモウ)氏が監督を務め、南京虐殺を描いた映画「ザ・フラワーズ・オブ・ウォー(The Flowers of War)」が公開された。日本人はそれを「プロパガンダ」と呼んだが、私はそう思わない。今は私にとって「漢奸」のイメージが変わったので、この映画は人間性を表現していると思う。孟さんという男は自分の娘の「友達と一緒に逃げたい」という願望を聞いた後、漢奸として日本軍の交通部に協力した。お父さんが漢奸になったので、彼の娘は友達に批判され、お父さんを憎むようになった。それを我慢した孟さんは何も言わず、一生懸命頑張って学生たちを助け、最後に日本軍に撃ち殺された。その映画を見て泣いた私は、「自分の家族を守るために漢奸になってしまった人も多かったのではないか」と思った。歴史の問題は多くの人の感情と関係あるから、簡単に解決できない。漢奸や親日派を罰するのはもちろんだが、どの程度まで罰するのか、彼らの家族をどう扱うのかという問題を考えなければならないと思う。

相関リンク:
日本の戦争犯罪
The Flowers of War Trailer:

2012年2月18日土曜日

近代化の進行と東洋三国の戦争

第二週授業3・東洋三国の歴史のまとめ

十九世紀の後半に、欧米列強の圧力を感じた日本政府は開国し、軍事も経済も西洋に学んだ。朝鮮と戦った時、中国も戦争に参加し、日清戦争を引き起こすことになった。始めの頃、日清戦争の発生地はまだ朝鮮だったが、黄海戦域で勝った日本はすぐ中国の遼東半島へ移動した。敗北した清政府は下関条約に調印し、朝鮮を独立国と認め、台湾などの領土も日本に割譲し、賠償金以外に通商港も開港した。その戦争からの利益を見た欧米列強は日本に干渉し、中国をめぐる激しい争奪戦を始めた。日露戦争は日本とロシアが遼東半島を占領するために引き起こした戦争だった。そのせいで中国も朝鮮も侵略を受けてしまった。そして、日露戦争に勝った日本は領土や勢力範囲を広げようとする帝国主義の傾向をいっそう強めていった。帝国主義が進み、それとともに福沢諭吉の「脱亜論」にも影響され、日本はアジアの保護者から支配者になってしまった。一方、日本の侵略を受けた朝鮮にも中国にも、独立・抵抗の運動と社会運動が発生した。朝鮮独立運動は宗教界と学生たちが中心になって、「大衆化、統一、非暴力」を行動綱領とし、独立宣言書を全国に配布した(三・一運動)。残念なことに、暴力を受け、鎮圧され、失敗した。二ヶ月後、中国の北京の学生はパリ講和会議の決定を知り、天安門前で集会を開き抗議し、全国民的な民族愛国運動になっていった(五・四運動)。その勝利によって、「民主」と「科学」をスローガンにして新文化運動も推進されたのだ。

利益の前に、主権紛争は手段だ。

第二週授業1:中国の軍拡と尖閣諸島問題についての感想



 中国出身の私は、この授業の前に「尖閣諸島」という名前を聞いたことがなかった。なぜその主権紛争がたくさんあった地域の名前を知らなかったかというと、中国のメディアとこの教科書で使われた名前が大きく違ったからだ。中国は「尖閣諸島」という名前を認めたことがなかったので、いつも釣魚島と呼んだ。今度の授業のきっかけで、中日双方からの論点を聞くことができた。日本側の桜井さんは極右の意見を持ち、日本はアメリカに頼らず、軍事力を高め、中国へ強い態度を持つべきだと主張している。中国側の朱さんは双方の感情が強すぎ、このまま落ち着くまで待った方がいいと主張している。私はこの紛争の原因を知った後、日本が軍事力を高めることは行けないし、中国の方がこのまま落ち着くまで待つこともいけないと思っている。まず、憲法九条によると、日本の自衛隊が軍隊になることは無理だ。そのせいで高額の軍費も集められないので、軍拡をするのも不可能だろう。しかも、アメリカの太平洋軍隊は中日紛争に介入する気がないようだ。強硬に自分の主権を示すことは中日関係へ悪い影響を与えるに違いない。一方、中国側では、鄧小平が何十年前に言った係争問題は徐々に解決されるべきだという言葉には、実際は「このまま今は問題を解決せずに中国が復興することを待つ」という意味を含んでいたのではないか。鄧小平が日本に訪問した時、中国の実力はまた弱かった。でも、今世界の石油資源が少なくなりつつあり、中国の軍事力も増強しているので、尖閣諸島の石油資源を利用したい中国は絶対その主権問題を譲らないだろう。したがって、今の日中関係に対し、双方の態度は明らかだ:日本は自分の主権を守りたい上に、中国の経済力も利用したいので、中国政府といい関係を壊したくない;中国は自分の実力が高まったので、石油資源のために尖閣諸島の紛争を利用したい。今、この問題の解決方法はあまりない。微妙なバランスを守ることしかない。しかし、一歩間違ったら大きな損失を受けることになるから、日本が主権と経済の問題の中でバランスを取るのはとても難しいのではないか。


相関リンク:
尖閣諸島問題(日本語)
Senkaku Island (English)
尖閣諸島中日漁船衝突(ビデオ)

2012年2月16日木曜日

自分の仕事経験での日本語

第二週授業2・ビジネス日本語


 去年の夏休みに日本のある信用金庫でインターンシップをしました。ビジネス日本語の勉強について一番難しかったのはもちろん敬語の使い方でした。例えば、個人的なお客様へ手紙を書く時「***様」を使いますが、会社へ手紙を書く時「***御中」を使います。金融機関で働いたので、敬語使いの規則は一番厳しかったです。会社の封筒に「***様」が印刷されていたので、会社へ手紙を送る前、「様」を消し、手で「御中」に変更します。一度百枚以上の封筒に「御中」を書いたことがあるので、「様」と「御中」の使い方は絶対忘れられません。
 仕事以外には、敬語に関して面白いこともありました。例えば、一度デパートに行った時、「三番の口紅がありますか?」と聞いた時、「ございます!」と返事をもらいました。へぇ。。?「ございます」は文末で使うのではないかと思って、一体何の意味かと分かりませんでした。混乱しました。今から考えたら、笑ってしまいますが、日本に行った時敬語を分からなかったので迷惑をかけたことがたくさんありました。もしできれば、日本のサービス業のみなさんに「外国のお客様と話す時、わかりやすい日本語を使ってください」という提言をしたいですね。

2012年2月13日月曜日