2012年2月18日土曜日

近代化の進行と東洋三国の戦争

第二週授業3・東洋三国の歴史のまとめ

十九世紀の後半に、欧米列強の圧力を感じた日本政府は開国し、軍事も経済も西洋に学んだ。朝鮮と戦った時、中国も戦争に参加し、日清戦争を引き起こすことになった。始めの頃、日清戦争の発生地はまだ朝鮮だったが、黄海戦域で勝った日本はすぐ中国の遼東半島へ移動した。敗北した清政府は下関条約に調印し、朝鮮を独立国と認め、台湾などの領土も日本に割譲し、賠償金以外に通商港も開港した。その戦争からの利益を見た欧米列強は日本に干渉し、中国をめぐる激しい争奪戦を始めた。日露戦争は日本とロシアが遼東半島を占領するために引き起こした戦争だった。そのせいで中国も朝鮮も侵略を受けてしまった。そして、日露戦争に勝った日本は領土や勢力範囲を広げようとする帝国主義の傾向をいっそう強めていった。帝国主義が進み、それとともに福沢諭吉の「脱亜論」にも影響され、日本はアジアの保護者から支配者になってしまった。一方、日本の侵略を受けた朝鮮にも中国にも、独立・抵抗の運動と社会運動が発生した。朝鮮独立運動は宗教界と学生たちが中心になって、「大衆化、統一、非暴力」を行動綱領とし、独立宣言書を全国に配布した(三・一運動)。残念なことに、暴力を受け、鎮圧され、失敗した。二ヶ月後、中国の北京の学生はパリ講和会議の決定を知り、天安門前で集会を開き抗議し、全国民的な民族愛国運動になっていった(五・四運動)。その勝利によって、「民主」と「科学」をスローガンにして新文化運動も推進されたのだ。

3 件のコメント:

  1. ウェンのプストにリンクもちゃんとつけていて、すごく思いやりがありますね^^簡潔な言葉でアジアの三っ国の近代歴史をまとめるのはとてもすばらしいと思います。東洋歴史についてあまり知らない読者たちのため、今度私もリンクをつけてみます。

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  2. ウェンさんのまとめは詳しいですね。よく書かれていると思います。こんな歴史を中国で勉強した事がありますか。私はアメリカで生まれて、ずっとアメリカに住んできましたから、こういう歴史は全部新しい情報でした。アジアの歴史はちょっと暗いですね、戦争ばかりで。

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  3. 五.四運動のことも天安門でしたよね。そういえば、天安門は中国の政治や歴史にとって凄く象徴的な場所ですよね。五.四運動については、歴史のクラスで簡単に学んだことがありますが、今度の読み物を読んでみたら韓国の三一運動と結構似ているようですね。

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