2013年1月11日金曜日

犯罪者家族の問題 (for class)


秋学期の最後、「手紙」という映画を見ました。主人公は強盗殺人犯の弟、武島直貴です。獄中の兄から手紙が届きましたが、「強盗殺人犯の弟」という名のせいで進学、就職、恋愛など差別され、色々な問題が起こりました。この映画を見た後、どうして日本社会には犯罪者家族への差別はこんなに厳しいだろうかと思い始めました。

まず、アジア社会でまだ普遍的に存在している階級意識と集団意識の問題と関係があるのではないだろうかと思いました。階級意識と言う点から考えると、人々の稟質が彼らの家族と同じものだということで、「犯罪者の家族も犯罪者になる」という結論になります。集団意識という点から考えると、アジア社会は普遍的に人々のプライバシーを尊重せず、同じ集団(例えば、学校、コミュニティ、職場など)にいる人々の家族や職業や色々な状況を聞くのが普通です。同じ集団にいる場合、他人と同じことをしなければならないです。他にも、もし自分の家族の状況が普通と違うなら問題になります。例えば、小学校で親が離婚した子供はよく差別されています。親の離婚もそんなに差別を受けるので、家族が犯罪者だったらどうすればいいでしょうか。

そして、他人の考え方を変えられない場合、その人はどうすればいいのかと思いました。心理学で「ハイ・ムーバ」と「ロー・ムーバ」という概念があります。「ハイ・ムーバ」とは、住む場所や職業やよく変える人々です。それに対して、いつも同じ場所に住む人は「ロー・ムーバ」です。伝統的な日本社会は「ロー・ムーバ」の社会でしたが、今たくさんの人が東京で就職するので、「ハイ・ムーバ」の数も増えてきました。でも、「ハイ・ムーバ」にとって、自分の所属集団がいつも変わるので、積極的に新しい友人を作るのは自分の精神的な健康にとって一番大切です。この「ハイ・ムーバ」の心理は犯罪者家族にも応用できると思います。転職や転居が不可欠な場合で、積極的な心理があれば、幸せがきっと来るだろうと思います。

6 件のコメント:

  1. その主役は義彦だな
    俺こいつが好きだ
    勇者義彦と魔王の城は結構面白かったぜ

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  2. 親が離婚した子供に対して差別があるということが全然知りませんでした。そして、「ハイ・ムーバ」と「ロー・ムーバ」の例もとても面白いと思います。私は日本に行ったとき、日本はそんなに「ロー・ムーバ」という国に驚きました。とてもいい輸送(電車と新幹線など)がありますが、日本の中に引越しするとか旅行する人の数は低いです。そのような「ロー・ムーバ」という文化は直貴のような人に難しいと思います。

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    1. そうですね。私は最近「あなたへ」という映画を見ましたが、主人公の富山県から長野県へ車で行くのが不思議だと周りの日本人に思われ事を見て、驚きました。アメリカで普通だけど。

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  3. その意見も分かりますが、状況によってあまり実践的じゃないと思います。映画でも、直貴は引っ越ししても、新しい関係を作っても、お兄さんの犯罪から逃げられませんでした。そして、現実では、特にお金があまりない人(つまり、他の社会階級より犯罪者が多いグループ)は生活を変える可能性があまりありません。でも、自分の状況を変えられれば、Susanさんの心理を変える示唆はいいと思います。

    (ところで、私は「ハイ・ムーバ」と「ロー・ムーバ」という言葉を聞いたことがありませんから、教えてくれてありがとうございます。)

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    1. そうですね。お金がない人たちはまた社会関係を作れなくて友達もいません。その場合は悪循環になるかもしれませんね。

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  4. 日本で今転職する人が増えているが、それは自分の意思じゃなく経済が不景気だからでしょう。東京で就職するが多くなっても「ハイ・ムーバ」社会にまだなっていませんね。

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