2012年3月4日日曜日

在日米軍の抑止力のコスト

第四週授業1・在日米軍の抑止力

第二次世界大戦で敗戦した後、日本は憲法九条を設立し、軍隊がなくなり、自衛隊だけを持っている国になった。そのような状況で日本を守る安保体制は、自衛隊の防衛力と米軍の攻撃力に頼っている。この依存関係のおかげで、アメリカの「抑止力」という心理的な概念が対外的に有効になった。だが、この日米同盟には問題が二つある:日本国内の問題として、在日米軍の必要性、もう一つは外部(特に周辺諸国)にとっての日米同盟関係の緊密度が大切であること。私は特に日本人にとっての在日米軍の必要性について述べたい。



沖縄にある普天間米軍基地には在日米軍の一番大きい軍用空港がある。飛行機事故による民間人の死亡者も少なくなかった。安全と騒音に関する問題以外、1995年米軍海兵の兵士三人が買い物をしていた12歳の女子小学生を暴力で集団強姦した事件をきっかけとして、米軍および日本政府に対する沖縄県民の不満が爆発した。実行犯の三人は日本側に引き渡されなかった。つまり、犯罪者はそのままアメリカに帰ったということになった。沖縄県民の視点から考えると、アジアの隣国の軍隊より、在日米軍の方がもっと危険なのではないか?だから、在日米軍の抑止力を獲得するために、日本政府の支払うコストは高い。民衆の世論がよくなかった上に、県民から政府への信頼も下がった。また、「在日米軍が救援する対象の優先順位の最下位は日本人」という事実もある。従って、アメリカ人にとって、在日米軍はアメリカのアジアにおるプレゼンスの一つに過ぎないとも言える。

私は、今東アジアの安保(特に北朝鮮の核問題)と日本国防の現状から考えると、どれぐらいコストが高くても在日米軍が絶対必要な存在だと思う。今後日本政府がその安保体制を維持しなければならないので、どのように米軍と国民の間でバランス取るのは、前よりもっと難しいようだ。

3 件のコメント:

  1. 私も在日米軍の存在が日本国防の不可欠な一部だと思います。1995年の事件について、なぜアメリカは犯罪者を罰しなかったかはなかなか理解できません。たとへただ名目上の罰をしてもいいし、少しでも沖縄県民の気持ちを考えて、犯罪者に警告を与えるべきだと思います。そして、この暴行事件は例外ではないと思います。2004年のアブグレイブ刑務所における捕虜虐待でも、去年いじめで自殺した中国系米軍兵士の例でも、海外駐留の米軍の無秩序を表しています。アメリカは世界のたくさんの国で軍事介入を行っているので、規律を確立することはとても大切だと思います。

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  2. 米軍基地が設置されている国の国民としてウェンさんが話した「バランス」のことについて凄く同感してます。韓国の場合は北朝鮮と対立している特殊な状況ですので米軍基地の存在は不可欠なことだと思います。したし、米軍や米軍基地が起こした犯罪にたいして韓国政府は何の権利もありませんので、韓国人は米国により国家の主権が侵害される気持ちを感じたりします。だから、私は沖縄県民の気持ちが分かるようですよ。

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  3. 私も在日米軍のプレゼンスは必要だと思います。確かに、コストがありますが、ウェンさんが言ってくれた12歳の女の子の例は個人の犯罪であって在日米軍の存在の原則と関係がないのではないかと思います。もし日本は自分の軍隊を持とうとしたかったら、まず憲法九条を改正しなければなりません。その後、在日米軍はすぐに出られません。その前に、日本は何年かをかけて自分の軍隊を発展しなければならないからです。

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