2012年3月24日土曜日

文化と言語についての考え

先週の授業で「大地の子」を見た後、先生は「祖国の言葉や民族を知らないのは、人間として大変な恥だと思うか」と聞きました。私はそれが大変な恥だと思います。それだけでなく、また人間として祖国の文化や歴史を継承するために他にもするべきことがあると思います。

今の世界は、民族は血縁関係が決まることです。しかし、民族の文化や歴史を継承するのは、血縁関係だけではなく、文化です。言語はその文化の中で、一番大切なものに違いないと思います。第二次世界大戦中、ユダヤ系の人たちは一生懸命自分の命を守っただけでなく、自分の言語(ヘブライ語)を忘れないように努力もしました。言葉を守った上に、自分の宗教、文化、民族復興の希望も生き続けたでしょう。イスラエルが第二次世界大戦の後、すぐ建国し、復興できたその理由は、その民族が自分の言語を忘れなかったからだと思います。

それ以外に、祖国の言葉だけではなく、自分の地域の方言も守らなければならないと思います。現在、中国で標準語を広げるために、学校で方言を使うことは禁止されました。その結果、上海の幼稚園や小学校にいる児童は八割以上自分の方言を使うことができなくなりました。全国の統一化がいいことかどうかは別として、上海の老人はその現状を受け入れていません。私も方言を失ったら、その地域の独特な文化も失われるに違いないと思います。今の標準語は中国の北方の言葉ですが、上海語は三国時代の「呉」という南の国の言葉と一番近いです。つまり、上海語や広東語は標準語より古代の中国語と似ていると言えます。中国は広いので、地域の特徴が失われてしまったら大変だと思います。だから、自分の祖国の言葉を守り、さらに自分の地域の文化を守るためにも頑張らなければなりません。

5 件のコメント:

  1. 私も言語というのは単純なコミュニケーションの手段ではなくて、ある民族の歴史や民族精神や文化そのままだと思います。中国の標準語政策については初めて聞きましたが、方言の使用が公式的に禁止されているということですか?韓国にも地域による方言は存在しますし、私も故郷の友達と話すときは方言で話したりしますけど、方言が禁止されたり無視されたりはしてません。韓国は中国に比べると広くないですので、方言を使う人も標準語を聞き取ることにはあまり問題がありませんが、中国はすごく広い国なんですので、方言がまるで外国語のように多様な方言が存在しているかもしれないと考えました。

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    1. パクさんが入ったとおりですね。中国の方言は多分ヨーロッパの言語と似ていると思います。方言の中でよく似ているところがありますが、文法や単語や表現が違うところは多いです。中国の標準語政策は、学校や公共場所で上海語を禁止することですね。私は標準語政策が必要ですが、方言の多様性を保持する手段も必要だと思います。

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  2. そうですね。上海語はもっと古代の中国語と似ているということは私も聞いた事があります。面白いことは、多くの中国系アメリカ人、あるいは、東南アジアの中国系移民たちの子孫たちは方言しか話せなさそうです。たとえば、私のシンガポールの友達の中では、中国の標準語よりも広東語や客家語を上手に話せる人が多いです。こんな人たちはシンガポールで生まれたが、自分のことを時々「広東人」や「客家人」で呼んでいます。しかし、自分を「中国人」だと思う人はいません。中国は領土が広いし、方言も多いが、言語を統一しても、アイデンティティを統一するのは難しいです。一つの国ですが、「ウォンネーション」と言えないですね。これと比べると、韓国人は皆朝鮮族で、日本人は大和民族で、韓国人と日本人(特に日系人)は中国人より団結しているということも理解できますよね。

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  3. ウェンさんが言ってくれたユダヤ人の例はとてもよかったと思います。そして、方言を守る話はとても面白いですね。やっぱりバランスが必要ですね。方言を保持したら、つながっている歴史と文化も守ります。一方で、標準語を使おうとしたら結局コミュニケーションが易しくなるはずですね。私が知っている上海で育った友達は中国の「普通語」も上海の方言も話せます。どちらも使えるなら、素晴らしい事だと思います。上海の幼稚園や小学校で上海語が禁止される事を知らなかったです。

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    1. リーさん、返事ありがとうございました。その標準語政策は最近のことですから、今十五歳以上の子供たちは多分問題がないけど、十歳ぐらいの子供(例えば、私のいとこのクラスメートたち)はほとんど上海語を話せません。だから心配していますね。

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